学習教材の選び方

使用教材

今回は塾で使用する教材についてお話していきます。
「どんな教材を使っていますか?」
「何冊必要ですか?」
と質問いただくことが多いです。
やはり使っている教材がお子様に合うのか心配ですよね。

分け方

① 学校の教科書に準拠している教材
② 準拠していない教材
があります。

教科書に準拠している教材とは、英語を例に挙げてお話しますと、扱う文法も学校の教科書順・出てくる単語も教科書に出てくるものだけになっているということです。
準拠していない教材を使用した場合、せっかく単語を覚えたのに学校の定期テストでは出題されないことがある、ということになります。
※高校・大学でその単語を使う機会は必ずありますから、無駄になるわけではありませんよ、念のため!!
準拠していない教材でもその学年で学習する項目に大きな差が出るわけではありませんが、学習する順番が違う場合があります。また「教科書に出ていないことが載っている」などがあり、定期テストの勉強に向かない教材があることはたしかです。
「教科書に沿って学習を進めていきたい」という場合は教科書準拠の教材を選んでいただいた方がいいと思います。

「市販教材」と「塾専用の教材」

市販の教材でも準拠型と準拠していないものがあります。準拠型の代表格として「教科書ガイド」がありますが、一度は手に取った経験がある方も多いのではないでしょうか。

市販教材のメリット

「市販教材」の良いところは、実際にものを見て決めることができる点です。保護者様と生徒が一緒に選んでいる姿を見ることも多いと思います。ただしそれほど問題数は多くありません。テスト前、確認のために解いたらそれで終わりという分量の教材もあります。何冊か検討の上でご購入下さい。

塾専用教材

「塾専用の教材」とは、教材業者が学習塾向けに作製した教材で、一般の本屋さんで売られていることはなく塾に通わないと購入は難しいです。「準拠型」「非準拠型」を問わずかなり使いやすいものになっているとは思います。
「準拠型」は教科書に準拠して作られているため、「学校で習わない内容が載っている」ことはありません。
※プラスアルファとしてあえて載せている教材もあります

問題数も繰り返しできるように分量が確保されています。難易度も基礎から応用問題まで準備されているので得意・不得意な教科でも対応可能な構成となっています。注意点として、各教科複数の教材を使用している塾もあり、生徒自身負担を感じてしまうことやこなせずに終わってしまうことです。
得意・不得意や塾の指導ペースにもよるので一概には言えませんが、入塾時に確認しておきたい項目の一つですね。